東武朝日 連載記事
2020年10月9日発行(第969号)
《新連載》 輝くこの人・第1回
塗装技術は繊細で奥の深さが魅力
「実は女性に向いている仕事。毎日がホント楽しい」
塗装職人 塙 恵子さん
越谷市のアサヒリフォームに勤務する塙 恵子さん「有限会社アサヒリフォーム」(本社:埼玉県越谷市南町2-10-7、TEL:0120-37-6706/吉村代表取締役)に勤務する塙恵子さんは、リフォーム業界でも珍しい女性の職人。
英語通訳ができるほどのバイリンガルだったが、何か技術を身に付けたいと思っていた13年前に出会った塗装の仕事に魅了された。塗装の仕事は、高い足場に登ったり、重い荷物を持ったりと、男の職場という雰囲気にもかかわらず、アルバイトでこの世界に飛び込んだ。
塙さんは「女性にはハードな印象もありますが、それ以上に楽しさで毎日がとても充実しています」と目を輝かせる。ハケ塗りひとつにしてもハケの動かし方、塗る角度、力の入れ方など繊細な技術が必要で、プロが見ると仕上りの良し悪しはすぐにわかるという。
ノウハウは現場で親方に徹底的に教え込んでもらい毎日が勉強だ。「この仕事に携わり、女性のほうが向いているんじゃないかなと思えることも多々あります。何歳でも出来る仕事ですから、興味があれば是非チャレンジして欲しい。完成した時の達成感は何よりも替えがたい魅力なんです。やりがいを感じられる数少ない仕事です」と話す。
小柄で細身。決して体力に自信があるような雰囲気は感じられないが、作業中も元気いっぱいに声を掛け合い、現場の雰囲気作りにも気を配る。施主の奥方からも気軽に話が出来て安心できる存在と好評だ。
◇今回から始まった東武朝日新連載「輝くこの人」。埼玉県東部地域で働く人や活動している人など、「輝いている人」たちをご紹介。その人の魅力やその仕事・活動に打ち込む姿、頑張る姿などに迫ります。不定期掲載ですが、次回もお楽しみに!